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核となるもの [VSTi・Synthesizer]

帰宅時間が遅くなってしまった為、ブログの更新が遅れてしまいました。人生、何事にも計画通りには事が運びません。だから人生は楽しいのかもしれません。何もかもが上手く行ったら逆に気味が悪いですよね。でも、今回は想定よりも良い結果となったのでこれはこれで良しとしましょう。


さて、これまでいくつかのフリーのシンセサイザーに触れてきましたが、現時点で残っているフリーのシンセサイザーは以下の2種類だけとなっています。

1.Kairatune

Kairatune.jpg


2.TAL-NoiseMaker

2018-06-14.jpg


そして、フリーではないのですが Mixcraft 7 付属のシンセサイザーとして

3.Renegade

Renegade.jpg


がお気に入りのシンセサイザーとなっています。あくまでも個人的な感想ですが上の3つのシンセサイザーは音が良く、実際に素材制作に使用してきた経緯が有り、今後もお世話になっていくと思います。しかし、実際にシンセサイザーを勉強し、それを駆使しようと思うとなかなかモチベーションが上がらないのが現状です。では、そのモチベーションが上がらない要因は? それは簡単です。それに見合うコストを支払っていないからです。お金を支払うからこそそこに価値が生み出されます。元を取ってやろうと。そして、骨までしゃぶってやろうと。だから有償のシンセサイザーを購入する事に決めました。最初から高価なシンセサイザーは考えていません。低価格だけどそれなりのシンセサイザーを探す事にしました。どのシンセサイザーを選ぶのか? それは次回ブログ更新まで考える事にします。できれば購入した結果をこのブログに書きたいと思います。それまであれこれと悩む事を楽しみます。


尚、次回のブログ更新は6月29日を予定しています。宜しくお願い致します。

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TAL-NoiseMaker [VSTi・Synthesizer]

Volume 14 でワンショト的にちょっとだけ使い、その音の良さから Volume 15 では一躍主役級に踊り出たシンセサイザーがコレです。

2018-06-14.jpg

私がこのブログでアレコレ書く必要が無い程、フリーでは有名なシンセサイザーです。この TAL-NoiseMaker
を素材にした

『クリエイターが教えるシンセサイザー・テクニック99』

と云う教則本まで発行されている程ですからその有名ぶりは想像出来るのではないでしょうか。因みに私もその教則本を購入しました。未だ、完読はしていませんが、シンセサイザーのはしりをちょっとだけ見た感じがします。

さて、実際にコレでどんな素材を作ったのか? 代表的な素材3種類をアップしましたので聴いてみて下さい。

① Pad

② Read

③ Base


最新のシンセサイザーではないものの、結構、良い音がしていると思いませんか? 3種類共、プリセットをちょっと調整しただけでこの音ですから個人的には満足しています。細過ぎず太過ぎずそして高過ぎず低過ぎず、どう表現して良いのか分かりませんが、全てが丁度良い感じの音を出してくれます。この TAL-NoiseMaker 、お気に入りに登録決定です。


尚、次回のブログ更新は6月22日を予定しています。宜しくお願い致します。


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早くも MIKRO PRISM の音が登場 [素材制作]

今回は制作したループ音源からどうぞ。



早くも REAKTOR PLAYER の MIKRO PRISM の音が登場です。この音は元々10曲目の冒頭に流れるベースの音です。このベースの音を耳コピーで MIDI データー化、そして、別の音源を割り当て9曲目の冒頭から流しています。9曲目はアナログ楽器を主体とした楽曲、10曲目は電子楽器を主体とした楽曲でした。どう考えても相性が合いません。でも、どうしても繋げたかったのです。そこで、上述の様な工夫を凝らした訳です。

実際に割り当てた音源の種類はウッド系のパーカッションです。この音がどういう訳か9曲目にピッタリなのです。 MIKRO PRISM のエフェクトを調整し9曲目に馴染ませた後、10曲目の冒頭のベースに重ねています。ただ、これだけでは不十分です。上述の MIDI データーを再利用して新たに10曲目で使用されているベース音と似たベース音を別のシンセサイザーで作り、10曲目が始まる前からフェード・インさせ、10曲目の冒頭まで重ねています。これによりウッド系のパーカッションの音とシンセベースの音が見事に調和、自然な流れで9曲目から10曲目へと変化していきます。

色々と試してみるものですね。ベースだからベースではなく、もし、他の音源で鳴らしたらどうなるのか? 楽しさ倍増です。


尚、次回のブログ更新は6月14日を予定しています。宜しくお願い致します。

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ミックスの為のループ素材 1 [素材制作]

今回の Volume 15 はこれまでの Volume とは違い、同じ楽曲数でありながら演奏時間が7~8分程長くなっています。前曲と次曲の重なる部分を極端に少なくした事によって演奏時間が長くなった結果です。でも、全体を通して途切れる事は有りません。ミックスの為のループ素材を作り、そのループ素材を用いて前曲と次曲を繋いでいます。基本パターンを作り、後は要所要所で若干の変更を加え使用しています。下図は DAW 上の基本パターンです。

2018-05-30 01.jpg

では上から順に簡単に説明していきます。

1.Symbal Roll

次曲のイントロが始まるタイミングやボーカルが始まるタイミング等、展開が変化するタイミングでシンバル・ロールを入れています。リバース・シンバルでも良かったのですが、Mixcraft 7 のワンショット素材であるこのシンバル・ロールが具合が良かったのでそのまま使いました。因みにエフェクト類は何も加えていません。


2.Hi Hat

楽曲そのものに加えるハイハット、ミックスの為のループ素材に加えるハイハットですが、今回は早速 Sample Tank 3 SE を使いました。使ったのはオプションのコンストラクション・キットなんですけどね。

このコンストラクション・キット、ビートがフルに詰まっているのですが、そのまま使うとミックスには馴染まないのでハイハット等の高音域を担当するモノのみ使用しています。因みにエフェクト類は Sample Tank 3 SE 及びコンストラクション・キットのデフォルト値を使っています。


3.Clap

上のコンストラクション・キットのクラップをそのまま使っても良かったのですが、どうも迫力に欠ける気がしてならなかったのでここでは以前このブログで紹介した Drum Pro のクラップを使いました。

Drum Pro.jpg

この Drum Pro のクラップですが、リアル系、シンセ系そしてセンター定位、両端定位等、何も云う事無しの優れモノです。これまで色々なクラップを試しましたが平均的に見てコレが一番です。


4.Snare

クラップ同様、コンストラクション・キットのスネアは使わずサンプル・パックからイメージに合うワンショット素材を並べています。エフェクト類は一切、加えておらず素の音になっています。スネアを目立たさせるよりもクラップを目出させたかったので控えめに調整しています。


5.Kick 1

展開が変化するタイミングでリズムの低音域をハイパス・フィルターでカットする手法がありますが、今回はキックの入れ替えのみで対応しました。スネア同様、サンプル・パックからイメージに合うワンショット素材を並べ、TDR NOVA を用いて軽くロー・カットしています。


6.Kick 2

今回の Volume 15 で使用している楽曲ですが、特に太くそして重いキックは意外にも使われていません。だからといって軽いキックを使う気にはなれません。程々のキックが必要です。そこで考えたのが Volume 8 で作成したキックの再利用です。元々はサンプル・パックのワンショット素材のキックなのですが、このキックを以前このブログで紹介した HeadCrusherFree で加工したキックを Volume 8 で使用していました。この HeadCrusherFree の設定を軽めに調整し、今回の Volume 15 に馴染む様に設定しています。

HeadCrusherFree.jpg

注記)実際の設定値と画像の設定値は異なります。


さて、出来上がったループ素材がコレです。

実際にはコレをそのまま使うのではなく、小節数を変えたり、リードやパッドそしてベース等の音源を加えてミックスに使用しています。又、上の画像では分かりませんが、ある程度のグルーブ感を出す為、クラップの位置を微妙にずらしています。まあ、こんな感じで前曲と次曲をミックスしてみました。


尚、次回のブログ更新は6月7日を予定しています。宜しくお願い致します。

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Vitamin X Volume 15 [Vitamin X]

Vitamin X Volume 15 S.jpg


2018 版のミックス・ダウン及びマスタリングで制作した Vitamin X Volume 15 です。
相変わらずの何時もと同じ様なアーティストですが、少しは新顔も入っています。
でも、これまでの Volume との違いは..........。
聴いてみて下さい。違いが分かります。



=== Track List ===
01 Rather Be / Clean Bandit
02 Sun Goes Up / Inna
03 UNSTOPPABLE / Kat DeLuna
04 Really Don't Care / Cher Lloyd;Demi Lovato
05 BE THERE / Kat DeLuna
06 Talk to Myself / Avicii
07 Counting Stars / OneRepublic
08 Lay It All on Me / Rudimental
09 Video Games / Lana Del Rey
10 Don't Stop the Music / Rihanna
11 Alive (Cahill Remix) / Sia
12 Beautiful People / Cher Lloyd
13 You Should Know / Breakbot
14 Your Biggest Mistake / Ellie Goulding
15 Love Myself / Hailee Steinfeld
16 Dance [Grano Remix] / Alexandra Stan
17 Better Love / Foxes
18 Miss You More / Katy Perry
19 Stronger / Clean Bandit
20 F for You / Disclosure
21 Wonder / Emeli Sande
22 Fantasy / Breakbot
23 Room for Happiness / Kaskade
24 Ghost / Katy Perry


尚、次回のブログ更新は5月30日を予定しています。宜しくお願い致します。

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2018版 マスター・トラック [ミックスダウン&マスタリング]

今回はいよいよマスター・トラックです。各サブミックス・トラックから送られた音声データーはこのマスター・トラックで一つに集約され完成となります。個別トラックやサブミックス・トラックで -6 dB まで圧縮された音声信号はここで重なる為、容易に -6 dB を超える部分が発生します。この -6 dB を超えた部分を如何に処理するか? これが重要なポイントです。


1.個別トラックのボリュームを調整

下図はマスター・トラックを音声ファイルで書き出し波形編集ソフトで読み込んだ画像です。クリップが発生しない様、又、試聴で爆音や耳障りな音が発生しない様、個別トラックのボリュームをここでも調整します。同じ事をサブミックス・トラック及びマスター・トラックで2度行うのです。

2018-05-15 01.jpg


2.リミッターを用いての圧縮

サブミックス・トラックでも -6 dB を超えた部分をリミッターで圧縮しましたが、このマスター・トラックでも同じ様に -6 dB を超えた部分をリミッターで圧縮します。

2018-05-15 02.jpg

上図はリミッターで圧縮した後の波形ですが、まるでCDの波形の様に綺麗に上下がそろっています。


3.マキシマイザーを用いての音圧アップ

波形の上下が -6dB を上限に綺麗に揃ったところでマキシマイザーを用いて音圧アップを行います。

2018-05-15 03.jpg

波形を見れば一目瞭然ですね。これだけの違いが有れば聴くだけでその違いが認識されるはずです。


4.考察

CDのリッピングを行いその音声データーを波形編集ソフトで見た事が有る方なら分かると思います。上下が綺麗に揃っているはずです。CD創世記の '80 年代のCDではあまり見られない現象です。それでもCD以前のレコードの時代でもコンプレッサー等のツールは使われていました。例えそれが生バンド系だったとしてもです。コンプレッサー等のツールは波形そのものを変形させます。波形そのものが変形すれば当然ながら音が変わります。アコースッティク楽器のレコーディングでこれらのツールを使ったとしたらもうそこには原音なんて云うモノは存在しません。オーディオの世界でケーブル(スピーカーや電源)を変えたら音が変わるなんて云う事ををしばしば見かけますが、それ以上の変化が制作現場で行われているのです。ケーブルの違いによる音の差がいとも簡単に吹き飛ぶ位の波形の変化がそこに存在しているのです。

でも、波形を変化させる事によってリスナーが気持ち良く聴く事が出来るのであればそれに越した事は無いはずです。CDに刻まれた音声データーが最終形態だとしたらそこに辿り着く過程なんてリスナーには無関係です。何故ならその最終形態を欲しているのがリスナーだからです。リスナーが気持ち良くそして楽しく聴く事が出来ればそれで良いのです。元気の無いミックスから元気が復活したミックスが出来ました。圧縮に次ぐ圧縮です。音なんて結構変わっているはずです。でも、元気が復活しました。ただそれだけの事です。


尚、次回のブログ更新は5月23日を予定しています。宜しくお願い致します。

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2018版 サブミックス・トラック [ミックスダウン&マスタリング]

最大音量が -6 dB に抑えられた個別トラックはそれぞれが所属するサブミックス・トラックへ送られます。サブミックス・トラックは何時も通りに何種類が用意されていますが、基本は全て同じなのでここでは最も重要な Low Boost Track に関して説明します。他のサブミックス・トラックとの違いはイコライザーで低域をブーストするか否かだけです。


1.個別トラックのボリュームを調整

下図は楽曲が収められた個別トラックである Track A 及び Track B をサブミックス・トラックでミックスダウンした波形です。

2018-05-01.jpg

楽曲と楽曲が重なる部分は必然的に -6 dB を超えます。完全に 0 dB を超える様な場合や試聴して爆音や耳障りな状態が発生している様であればオートメション機能を利用して各個別トラックのボリュームを調整します。


2.リミッターを用いての圧縮

ミックスダウンが完了したら次は -6 dB を超えた部分の圧縮作業に入ります。これまではコンプレッサーで圧縮していましたが2018版のサブミックス・トラックではコンプレッサーは使わずにリミッターで圧縮する事にしました。

2018-05-01 02.jpg

波形を見れば一目瞭然ですが、横一線に -6 dB に抑えられています。普通のサブミックストラックはこのままマスタートラックへ送られますが、Low Boost Track では更にイコライザーで低音をブーストします。


3.低音域のブースト

下図はイコライザーで低音をブーストした波形です。因みにブースト量はたったの 1 dB です。楽曲によって含まれる低音の量が異なる為、同じ量をブーストしても波形として見れば増幅される量の違いが鮮明になっています(今後はこの楽曲の差による低音の補正が課題ですね)。

2018-05-01 03.jpg

ここで一番悩んだのがどれくらいの量をブーストするのか? と云う点です。これまでの Volume ではモノによって違いが有りましたが大体 3 dB 程度ブーストしていました。試聴上、大体コレ位がベストだったのですが今回は 1 dB です。限界まで圧縮しているせいか 3 dB ブーストするとどうしても歪みぽっく聴こえてしまうのです。これでは失格です。余裕を見て今回は 1 dB に設定する事にしました。


これでサブミックス・トラックに関する説明は終了です。次回はマスター・トラックです。


尚、次回のブログ更新は5月15日を予定しています。宜しくお願い致します。

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2018版 個別トラック [ミックスダウン&マスタリング]

昨年は個別トラックやサブミックス・トラックに関しての大まかな考え方をこのブログで書きましたが、今年は具体的な内容を書く事にします。ただ、全てのトラックを書くと膨大になるので今回は実際に楽曲が収められている個別トラック、その個別トラックが行き着くサブミックス・トラックそしてそのサブミックス・トラックが行き着くマスター・トラックの3種類を3回に分けて書く事にします。今回は個別トラック編です。

下図は Vitamin X Volume 14 の Mixcraft 7 の画像です。マスター・トラック、サブミックス・トラックそして個別トラックの Low Cut を除く全てのエフェクトは外した状態です。マスター・トラック及びサブミックス・トラックのボリューム・フェーダーは 0 dB、個別トラックのボリューム・フェーダーは -6 dB に設定されています。又、Track A 及び Track B の下部に表示されているトラック・ボリュームはオートメションの設定に使用する機能ですが横一線の 0 dB 状態です。この状態からミックス・ダウンを開始します。

2013-04-23 01.jpg


1.楽曲同士の音量差を把握する

ここでは個別トラックを代表して Track A のみ書く事にします。Track B やその他の個別トラックも同じ処理を行っています。

上の Mixcraft 7 の画像状態から Track A のみを音声ファイル化しそれを読み込んだ画像が下図です。楽曲の全てが同じ音量で録音されていないのが一目瞭然です(要拡大表示)。

2013-04-23 02.jpg



2.楽曲同士の音量差を修正する

上の画像から音量の足らない楽曲を探し出し、足らない分の音量をトラック・ボリュームのオートメション機能を利用して補正します。そして全ての楽曲の最大音量を -6dB に設定します。これまで横一線だったトラック・ボリュームのオートメションのラインが調整後は下図の様になります。

2013-04-23 03.jpg

音量調整後の状態で音声ファイル化しそれを読み込んだ画像が下図です。

2013-04-23 04.jpg


3.ヒゲ(ノイズ)を消す

DJミックスでは指定したキューポイントへのジャンプや指定区間のループ等が多用されます。DAW 上でそれを実現するにはトラック上でカットやコピペを行います。この時、グリッドの位置が正確に設定されていないとノイズが発生します。これはDJソフトや DAW でも同じなのですが、使用している DAW が低価格の Mixcraft 7 なので解像度が低く正確にグリッドに合わせる事が難しいのです。Volume 14 の Track A では2か所発生しています(上の図の左から5曲目及び右から2曲目)。

これまではこのヒゲに対して何もしていませんでした。と、云うよりは何をどうして良いのか分からず手を出せなかったのが現状でした。しかし、今回は準備万端です。このヒゲをリミッターで潰す事にしました。

2013-04-23 05.jpg

上図はリミッター挿入後の波形ですが Volume 14 のヒゲの幅が狭く且つ低いのでその効果は非常に薄いのですが、他の Volume では見事にヒゲを潰しています。例えば Volume 1 だと

2013-04-23 06.jpg

真ん中の楽曲中にヒゲが発生していますが、リミッターで潰すと

2013-04-23 07.jpg

上図の様にヒゲが消えます。


ここまで来れば後は自信を持ってサブミックス・トラックへ送り出すだけです。次回はサブミックス・トラックでの処理内容を紹介します。


尚、次回のブログ更新は5月8日を予定しています。宜しくお願い致します。

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考察 [ミックスダウン&マスタリング]

何も考えずに修行を進めたのでは目標を達成する事は出来ません。無駄な時間を過ごす事になります。何をどうしたいのか、どうすればそれを達成する事が出来るのか? を深くそして幅広く考える必要が有ります。今回は音圧レベルを市販 CD レベルと同等にするにはどうしたら良いのか? 波形を綺麗に横一線にするにはどうしたら良いのか? を考え具現化する方法を模索する事にしました。

先ず最初に音圧アップの為のツールとしてコンプレッサー、リミッターそしてマキシマイザーの3種類が挙げられまが、果たして本当にそうなのか? 本来の目的や使い方を正しく認識し使っているのか? を考えて見る事にしました。


1.コンプレッサー

大きな音を圧縮し小さな音との音量差を縮小する為の道具であり、この事が結果として聴きやすい音に仕上げる事が出来る。又、パラメーターであるアタックやリリース等を調整して音の質感を整える事が出来る。と考えるとコンプレッサーと云う道具は音の質感を調整する為の道具として捉えるのが良さそうです。

大きな音を圧縮する訳ですから必然的に音量レベルが下がります。その下がった部分が余裕となるので全体の音量をその分だけアップすれば音量アップにつながります。


2.リミッター

設定した音量レベルに対してそれを超えた音量を設定値まで圧縮する事が出来る。即ち、音量の限界値を決定づける為の道具として捉えるのが良さそうです。

大きな音を圧縮する訳ですから必然的に音量レベルが下がります。その下がった部分が余裕となるので全体の音量をその分だけアップすれば音量アップにつながります。この事はコンプレッサーと同じであると考えられます。但し、コンプレッサーとは違い音の質感有無等は余り考えられない。


3.マキシマイザー

設定した量の分だけ音量をアップさせる事が出来る。単純に考えれば再生装置のボリュームをアップした様な感じ。でも、そこにはボリュームアップとは異なるメカニズムが存在しています。例えば本来 16 bit 幅が最大音量となりますが、 12 bit 幅しか記録されていなければ約 4 bit 幅の分だけ音量が小さくなるのです。そして、一番の問題は 12 bit 幅の分解能と 16 bit 幅の分解能では音質に大きな差が有ると云う点です。考えて見て下さい。 16 bit 幅で記録された CD よりも 24 bit 若しくはそれ以上の分解能で記録されたハイレゾ音源では何方に軍配が上がるかは一目瞭然ですよね。

必要な分だけ音量をアップさせるのと同時に分解能も適切に復元する。これがマキシマイザーの役割と考えるのが良さそうです。


以上はあくまでも個人的な見解ですが、この点を踏まえてこれまで制作してきた Vitamin X Volume 1 ~ 14 内の全てのコンプレッサー、リミッターそしてマキシマイザーを外す事から今回はスタートしました。


尚、次回のブログ更新は4月30日を予定しています。宜しくお願い致します。
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元気復活ミックス [ミックスダウン&マスタリング]

皆さん、ご無沙汰しております。インドの山奥での修行を無事に完遂し戻って来ました。修行と云うだけあって決して楽しい作業ではありません。色々な事を試しては実際に試聴を繰り返す毎日であり、余程新しいミックスを制作していた方がどれだけ気が楽だったか、どれだけ楽しかったか、ふと頭によぎる毎日でした。でも、その甲斐あって納得のいく結果が得られたと考えております。素人レベルでここまで煮詰めれば恐らくは御の字でしょう。

今回の修行の目的の一つに音圧レベルの引き上げが挙げられます。元になった CD の音圧レベルとミックスでの音圧レベルを比較すると音圧レベルに差が有ります。その結果、再生システムでのボリュームの位置に若干の違いが生じています。まあ、これは当然の結果だとしてもそれ以上に気になるのが音質です。どう聴いても元気の無いミックスに聴こえてしまうのです。16 bit 幅の限界まで記録された音楽がそれから -2 ~ -4 dB 程度、幅が小さくなる訳ですからね。下図は Vitamin X Volume 14 の波形ですが、上下に白色の余白が確認出来ます。

Vitamin X Volume 14 OLD.jpg

元々の CD ではこの部分でさえ 16 bit 幅の限界まで記録されているのです。楽曲同士が重なる部分や新たに追加した音源等が音圧レベルを圧迫する為、必然的に楽曲全体のレベルを下げる必要が有ります。この事が元気の無いミックスを生み出す要因ではないかと考えています。

追加音源等が含まれず、楽曲だけが鳴っている部分をどれだけ元に戻す事が出来るのか? そして、楽曲同士が重なる部分や追加音源が鳴っている部分をいかにクリップさせないか? この一見難題に見える課題を克服するのが今回の修行の目玉の一つです。

Vitamin X Volume 14 NEW.jpg

上図は今回の修行の成果です。Vitamin X Volume 14 のミックスダウン及びマスタリングを修行の結果に基づいて再編集したモノです。上下に余白は有りません。食い込んでいる余白の部分は元々音源数が少なかったりブレイクの部分です。それ以外は 16 bit 幅の限界まで記録されています。波形だけ見れば市販品と同等のレベルではないかと考えています。実際に出来上がったミックスを聴いてみると CD と同じ音量である事が確認出来ます。又、敢えて再生システムの音量を小さく絞って聴いてみてもそこそこ聴こえます。

今回の修行の成果は Vitamin X Volume 1 ~ 14 まで全てに反映させており、再編集しています。が、既に Mixcolud にアップしたミックスはそのままにしてあります。今回の成果が反映され Mixcolud にアップされるミックスは次回の Volume 15 となります。


尚、次回のブログ更新は4月23日を予定しています。宜しくお願い致します。

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